ON THE ROAD 2001
"THE MONOCHROME RAINBOW"

TOUR REPORT

沖縄・コンベンション劇場('00.5.16)


私にとって、南(西?)への遠征の最高記録ができました。ここ沖縄です。
沖縄って、みんな大学生ぐらいのときに旅行で来たりしてるんだけど、
私の場合は、2年前の7月にはじめて来て、むちゃくちゃ暑かったという印象があったので
今日もかなり覚悟してきたのですが、少し蒸し暑いながらも、先日の京都より涼しいか・・・って
そんな感じで、ちょっぴり拍子抜けしました。

で、ふと沖縄まで来ていることを忘れてしまいそうになるのですが、
町を歩いていて木を見たら、普段見ない木とか、やたらと葉っぱが大胆な木とか
そういうのが目に入ってきて、「あぁ、南国だなぁ・・・」って意識しますね。

さて、今日は会場のすぐ横に立っているホテルを取ったのですが、
なんか、省吾のコンサートに行きそうな人を全くホテル内で見かけない・・・
会場まで行っても、省吾のツアーグッズのTシャツを着ている人が・・・あれ?
いないよぉ!!もしかして、これって違うコンサートに来た人の列?
...to be kissin' you と胸に書かれたTシャツを着ている私って、恥ずかしい??
とか思ってしまって、主人に入場を待つ列の前まで行って、何のコンサートか確認してもらいました。

まちがいなく省吾のコンサートであると確認できると、今度は、「へへーん、私はもうこのTシャツよ!」
ってな感じで、急に堂々とプリントを見せる私って一体何・・・って状態でした。(^^;

さて、会場はこじんまりしていて、私は1階後ろから4列目、前からは21列目でしたが
ステージまで結構近かったです。そのかわりに、天井はかなり高いですね。
音がすごく響く響く・・・。そういう会場でした。

省吾の怪我の具合はどうなんだろう・・・。でも、大阪のような感じで進めるのかなと思っていたら、
今日は、大阪のときよりはスムーズに歩いてるし、踊るところまではいかないけど、
少しはうろうろ歩いたりして歌ってました。
あとは、日にちをかければ、どんどん回復!でしょうか。

今回のツアーのステージセットなど共通部分は、昨年秋・冬の最初のレポート三郷のところを 読んでくださいね。

(このレポートは、コンサート中に暗闇の中紙面を見ずにペンを走らせてメモしたものを
元にして書いていますので、文末なんかはアレンジされていることも*たくさん*あります。^^;)



オープニング-----ALL YOU NEED IS LOVE-----

1 モノクロームの虹

今日の省吾の最初の服装は、白のシャツに黒のパンツでした。
シャツは真っ白だったのか、格子になってたのかはわかりません。
今日は、オペラグラスを使わずにいたんで・・・。

2 Hello Rock&Roll City
3 さよならゲーム
4 二人の絆
5 君がいるところがMy Sweet Home

「やっと沖縄に帰ってこれた。」これが省吾の第一声でした。

前に沖縄に来たのは、97年の2月5日6日で、ここでやりました。
本当だと、もう沖縄は梅雨入りしているんだろうけど、俺たちが来るのを待っててくれたのか
起きたらいい天気でした。
前回来たのは冬だったけど、今回はさわやかな夏の気配がしていて・・・。

今日コンサートにはじめて来てくれた人ってどれくらいいる?
はじめまして、浜田省吾です。こんなやつです。
何度も来てくれてるって人は? 内地からやってきた人は?(結構拍手が少なかった)
初めての人も、何度も来てくれてる人も、遠くからの人も、最後までゆっくり楽しんでください。

6 もうひとつの土曜日

♪夕べ眠れずに泣いていたんだろう 彼からの電話待ちつづけて
 テーブルの向こうで君は笑うけど 瞳ふちどる悲しみの影♪

瞳ふちどるのあたりで、ちょっと省吾が吹き出して、ここまで歌ったところで
中断してしまいました。
そう、会場内で1人、手拍子してる人がいたんです。それも、少しずれた感じで。

これは手拍子か!!気持ちは嬉しいけど、ビートが合うとそれを聞いてしまうんだよね。
そうだね・・・じゃ、お話から始めようか。(笑)

前回、96年のツアーは、アリーナツアーで全国を回ってたんだけど、沖縄はコンベンションセンター
しかないのね。で、当時は11トン車11台で回ってて、それを全部入れようと思ったら、
会場の半分をステージにしないといけないってことで、それならここでやっても
お客さんの入れる数はかわらないじゃないかってことで、セットも何もなしでここでやりました。

今回は、全国標準スタンダードで11トン車を船に乗せて来ました。
沖縄はなんか特別な気分がするんだよね。車を船に乗せないといけないからかな。
今回のツアーの一番北は今までやった中では根室なんだけど、南はここ沖縄です。
OK? 同じ曲にする?違う曲にする?

6 もうひとつの土曜日

省吾最高! の声が客席から。そうですかぁ? と省吾が返事をする。

最近、沖縄は脚光を浴びてるね。サミットのせいもあるだろうけど、NHKとかでも
よく取り上げられてる。
昨日、沖縄に来たんだけど、なじみの空港にね。
もう20年以上来てるけど、全然変わってないぞ! みたいなね。(笑)
でも、今回は綺麗になってました。

初めて沖縄に来たのは、返還されて1年半後の夏のことだったと思うんだけど、
僕の記憶では・・・記憶は最近いい加減なんだけど、文字も離さないと読めないし・・
その記憶だと、車はまだ右側を走ってたよね?で、円でもドルでも使えたんだよね?

そのとき僕は、ドラマーで来たんだけど、南こうせつとかぐや姫、知ってる?
それから、吉田拓郎のバックで。あの時と、この前来た時の空港は変わってなかったよね。

その次の年に、別のバンドでデビューをしたんだけど、それから音楽活動25周年を迎えるわけですが、
この厳しい音楽の世界でやってこれたのは、ひとえに僕の才能と努力のおかげです。(笑)
じゃなくて、スタッフやメンバーやみんなのおかげで感謝しています。
この25年間、一緒に走りつづけた町支寛二くんです。彼はね、5月5日に48歳になり、
最年長です。この髪、何とかしてやってください。クラブで18歳の若い子が、こんな髪の毛してますけど・・

この春から、ふと思いついて、町支くんが多重録音してくれました。
俺たちの、当時は・・塩化ビニル盤だった、デビュー曲を歌います。

7 二人の夏

ストリングスは、J ストリングス カルテット〜!
アレンジをしてくれたのは。福田くんです!
(スタッフが省吾にギターを持ってくる)
ローディーの佐藤君です!
マーチンのギター!

あ、みんなにひとつ謝らないといけないことがあるんだ。わざとやったわけじゃないんだけど・・・
春からステージ5本やった最後の長野で、最後にジャンプをしたら、落ちたときちょっと痛いな・・・って。
で、それだけだったらよかったんだけど、そのあと、能代、黒磯と回ってまたひどくやってしまいました。

3週間ぐらいたつんだけど、今日は僕の華麗なステップとダンスは見せられなくて、
沖縄にはアクターズ・スクールもあるから負けたくないって気持ちはるんだけどね。
俺たちの世代だと「むらさき」とかいうバンドがあって、今はスピードとかだけどみんな踊れるでしょ。
だから、みんなも踊りはうまいと思うんだけど・・・(会場シーン)・・じゃないか、この話はやめよう。(笑)

これが若いバンドだと、がんばってるなぁってなるんだけど、年のいってるバンドがこうなると、
無理してるんじゃないか・・・って言われるのが悔しいんだよね。
でも、ここにいるみんなも、確実に年をとったよね。
20代の人?若いじゃん、5時間ぐらい踊れるよ。
30台の人?
40代の人? 無理に踊らなくていいです。ストレッチをちゃんとしてくださいね。
じゃ、10台の人?(ぱらぱらの拍手)8人か・・・。この8人の沖縄ヤングピープルは
ナウい・・ナウいってもう言わないか・・・

次に聴いてもらう曲は、10代、20代の人は生まれてなかったかもしれません。
30代も、まだふにゃふにゃだったかもしれません。
その次は、80年代 想い出のある人も、ない人も、生まれてなかった人も、気に入ってもらえたら嬉しいです。

8 君に会うまでは

9 丘の上の愛

テレビに出ないミュージシャンもたくさんいるんですが、今日のこのステージにいるメンバーも
日本でトップクラスのミュージシャンです。僕はアカデミックな音楽教育は受けたことがなくて、
ロックンロールで始まりロックンロールでたぶん終わることになると思うけど、
ふくちゃん、沖縄に関して一考察ありますか?

「沖縄ですか?急にふられてもね・・・」
ふくちゃんのお父さんは学校の先生をしていて、ふくちゃんも話すと話し方がそうなるんだよね。
ということで、時間を稼いでおいたから。。。

「紫外線が強くて、3時間ほど泳いだだけで、顔が痛くなっちゃった。」
Act Against AIDS についても、一言どうぞ。
「12月1日は世界エイズデーで、俳優の岸谷五朗とか・・・俳優がぱーっと集まって、
歌有り、コント有りの生バラエティーが日本武道館であります。ぜひ来てください。
本当は、去年は浜田さんが来てくれるはずだったんだけど、風邪をひいて来れませんでした。」

ストリングスアレンジメントの福田くんでした。

次に聴いてもらう曲は、1982年のPromised Landの中にはいってるスローなラブソングです。

10 愛しい人へ


〜movie(yellow cab)〜


ここから、青いシャツに着替えていました。

11 東京
12 DANCE 
13 境界線上のアリア
14 ...to be "kissin' you"
15 Money
16 J.BOY
17 Sweet Little Darlin'

Sweet Little Darlin' のはじめに、みんな座ってしまったので座らざるを得ない状況になってしまいました。
最後の曲は、どんなにスローでも立って聴いていたいというのが、私個人の想いです。
でも、はじめてくる人には、これが本編最後の曲なんてわからないから仕方ないですね。
ということで、曲が終わったらすぐに立ち上がって拍手しました。(^^)


アンコール

1 ラストショー



アッシュグレイのツアーTシャツに着替えて登場。

2 悲しみの岸辺
3 土曜の夜と日曜の朝
4 ON THE ROAD


エンディング-----青空-----

('00.5.16)
ON THE ROAD 2001 '01-アリーナツアー-のページへ戻る
ON THE ROAD 2001 -'00 春/夏-のページへ戻る
ON THE ROAD 2001 -'99 秋/冬-のページへ戻る
ON THE ROAD 2001 -'99 春/夏-のページへ戻る
ON THE ROAD 2001 -'98 秋/冬-のページへ戻る
ON THE ROAD 2001 -'98 春/夏-のページへ戻る
省吾のページへ戻る