ON THE ROAD 2001
"THE MONOCHROME RAINBOW"

TOUR REPORT

東京・NHKホール('00.7.28)


省吾が申し込みに200万コールもあったと言っていた東京公演の2日目です。
もちろん(?)、主人の実家である町田の家と親戚の家の電話で申し込んだものも
ことごとくはずれ、いつものようにいつもの友達からチケットを分けてもらいました。
そして友人と出かけるはずが、友人の体調不良で急遽連れを探すことに・・・。
私より古い(君が人生のときかららしい)省吾ファンだけど、一度もコンサートには行ったことがないと
聞いていた人を誘ってみました。

コンサートとまったく関係ないのですが、NHKホールの前は賑やかでした。
もちろん、ダフ屋さんも賑やかだったのですが、何か催しをやっていたようで、
ホールへ続く道の左右に、民芸品みたいな出店とかがいろいろ出てました。
(実は友達とずっと話していたので、何を売っていたかは見ていない・・・)
笑い話ですが、その並んでいる一番最初のお店に「公認店舗」みたいな紙がかけてあったんです。
そこで省吾のコンサートに行く私たちは、勝手に「省吾の」というのを頭につけて考えていたんですねー。(^^;
それがわかったとき、3人で大笑いでした。(^^)

さて、コンサート会場前で連れとなってくれた友人と出会い、会場内へ。
今日は荷物チェックが厳しいめでした。ま、いろいろ警戒してるんでしょう。
開場も早めだったと友人は言っておりました。(え?そんな早くから待ってくれてたの??)

私たちの席は2階の前から9列目だけど、センター、ちょうど省吾の向かいあたりでした。
ステージの方を見るとカメラとかも入ってるみたいで、ああ、映像撮りがあるんだねって言ってました。

今回のツアーのステージセットなど共通部分は、昨年秋・冬の最初のレポート三郷のところを 読んでくださいね。

(このレポートは、コンサート中に暗闇の中紙面を見ずにペンを走らせてメモしたものを
元にして書いていますので、文末なんかはアレンジされていることも*たくさん*あります。^^;)



オープニング-----ALL YOU NEED IS LOVE-----

1 モノクロームの虹

今日の省吾の最初の服装は、白のシャツに黒のパンツでした。
シャツは真っ白だったのか、格子になってたのかはわかりません。

2 Hello Rock&Roll City
3 二人の絆
4 さよならゲーム
5 君がいるところがMy Sweet Home

ついつい足の悪いことを忘れてはしゃいでしまう。
(これ以上足の話はしなかった。もうみんな知ってるからか、それとももうよくなったということか・・)
はじめてきてくれた人拍手してください。はじめまして。イメージどおりだったでしょうか?
東京公演は、チケット申し込みに200万コールあったらしいよね。
みんなは、その中で選ばれた4000人近くの人たちなんですね。
そう思ったら、プレッシャー感じるなぁ・・・。あ、昨日も見た人?(すごい多い拍手・・)
2回つながったわけですね。すごい確率だね。

今回のツアーは初めてって言う人は?じゃ、このツアー何度か見てくれたって人は?
このツアー初めての人も、初めて俺のコンサートに来てくれた人も、もう何度も見てくれた人も、
一期一会の気持ちでいいステージをやります。

今日は映像を撮ってます。もう静岡や、Let's Summer Rockも撮ってきたし、
これからもホールツアーを撮っていくんだけど、いつかみなさんの目に届くようにしたいと思っていますから
一番前の人は、なんだよ、一番前だと思ってきたのに邪魔だなーと思うだろうけど、
いつか、そうそうこの目線で見たんだよなーと思うこともあるんで、前向きにとってください。(笑)
48トラックで音も録ってます。最後までよろしく。

6 もうひとつの土曜日

今日のステージはON THE ROAD 2001が198・・ごめんなさい、それじゃ10年以上やってることに
なっちゃうよね。1998年からやってきて、今日でちょうど147回目(会場から、148回!!)
それぐらいやってるんだけど、初めての町やいろんなところで同じことを一つだけやり続けてることがあります。
何の意味もなく、国勢調査のように・・・ジェネレーションアンケートってやつを今日もやります。

ではまず、女性は?男性は?(大体同じぐらい・・)
では行きますよー。正直に。これはやりつづけます・・・。
まず、では50歳代以上の方?すばらしい音楽的センスですね。
しばらくスローな曲が続きます。安心しててください。
あ、60代以上の方いらっしゃいませんか?(拍手あり)佐渡島では最高年齢が68歳でした。
では、俺と同じ40代の人?最近は40代は当たり前。気分は少年の心でも、体はそうじゃないです。
運動する前はストレッチをしましょう。でないと思わぬ災難がやってきます。(笑)
では、30代?時代の最前線で大変なときですね。尊敬します。
20代?年齢と共に、後ろへ後ろへ(後ろの席に)行くよね。
年齢と共にチケットをとる力が湧いてくるんでしょうか?(みたいな感じのこと言ってました)
10代?(なんだか、元気なぎゃ-!みたいな声があがる)いいよねー、パワーがあって。(笑)
ここで (反抗期 1コーラス)
10代未満は?おとうさんと一緒に来たの?よく来たね。

さて、僕も生まれてすぐにこの年じゃなくて、20代、30代、40代とあったわけです。
プロになって26年なんだけど、レコードデビューしてから25周年で、この25年やってこれたのは、
ひとえに、リスナーのみなさん、関係者のみなさん・・・のおかげなんですが、何よりも、本人の努力の賜物です。(笑)

16のときから、一緒にやってる・・・音楽も遊びも・・・町支寛二くんです。
俺たち2人が21のとき、ドラマーとギターで、あと3人青山くんと山崎くんともう一人、なんとロードアンドスカイの
社長の高橋くんとで、当時150万枚売れるだろうと言われ、結局8000枚も売れなかった歌を、
今日は、町支くんの多重録音の一人アカペラをバックに聴いてもらいます。

7 二人の夏

何の話しようかな・・・。最近しゃべりがすごく長いんだよね。
ファンクラブのつどいのときは、しゃべりすぎて終わったら10時を過ぎてました。
スタッフに後片付けする身になってくださいよと言われました。
それでもしゃべるぞ!!

これだけツアーをやっていたら、ON THE ROAD 2001だけでもいろいろ物語ができちゃうんだよね。
ロサンゼルス フローウェイ 虹のゲート物語とか、奄美大島 南海日日新聞物語とか、・・・・(ほかいろいろ)
どれにしようか・・

ロサンゼルス フリーウェイ 虹のゲート物語。
1997年の夏、世紀末や40から50代をどうするかっていろいろ考えてたんだけど、
ロサンゼルスで過ごしてる中で決意したの。
で、決意をしてロサンゼルスから日本へ帰る1週間前に、吉田栄作くんとフリーウェイを彼の車で走ってたの。
そうしたら、フリーウェイの向こうに虹が二重にかかってたのね。
で、吉田くんが「浜田さん、虹のゲートくぐりますよ。」とパブリックイメージどおりの会話をしてました。(笑)
「あの大きい方の虹が浜田さんで、小さい方が僕ですかね。」
「いやいや、吉田くんは若いんだから君が大きい方で俺が小さい方だよ。」
「いえ、大きい方が浜田さんで、小さい方が僕ですよ。」
「いやいや・・・・」と、やってるうちに、ゲートをくぐってしまいました。
で、後日、吉田くんがかみさんのりさちゃんにこのことを話したところ、
「あたたたち熱いのね・・・」
ロサンゼルス フリーウェイ 虹のゲート物語でした。
(昨日も話したけど、今日は本人も来てるからということで、またこの話をしたそうです。)

これだけだと、昨日来た人に悪いので、もうひとつ・・・
奄美大島 南海日日新聞物語!
沖縄のコンサートのあと、俺たちは奄美大島に向かったんだけど、38人乗りの飛行機に、
俺たちスタッフ総勢37人いたのね。で、チェロの船田さんがいつもチェロを助手席・・・
助手席と言わないか・・座席に乗せるんで38人ちょうどで外タレなみに貸切だったのね。
なぜか、最前列は向かい合わせだったりして・・・。飛行機で向かい合わせの席なんて見たことないでしょ。
で、スチュワーデスの説明にいちいち「おぉー!!」とかおじさんのノリになってるんだよね。
俺たちは1日前についたんだけど、朝8時に放送が入るんだよね。
「今日も1日ハブに気をつけて元気に暮らしましょう」なんて。
で、ステージでHave a nice dayなんて言ったらうけてね。(笑)

あ、今日はじめてきてくれた人、浜田省吾ってこんなに話すんだって驚いてるかもしれませんが、
こんなに話すんです。(笑)

で、その朝、新聞がホテルの部屋に届けられてて、そこにチケット発売に並ぶ若者たちって写真入で出てたのね。
天声人語みたいなところにも記事が出てて、「久々に大物歌手が来る。全盛期を過ぎたとはいえ根強い人気」
俺、今がピークなんだけど・・・。(笑)
でも、その記者の人はとてもいい人で、島にこんなに音楽を好きな若者がいる。。みたいに締めくくってるんだけどね。
それで、ステージも見てくれて、その後の別府のコンサートの時にまた書いてくれたんです。「この前は失言をしました。」って。
ちょうど首相が失言をした頃で、失言って怖いなと思った奄美大島 南海日日新聞物語でした。

あー、しゃべりすぎて喉が痛い。リラックスしてね。ひさしぶりに東京に帰ってきてパーティーやってるみたい。
そのわりには、飲み物も何もないなって思うかもしれないけど。(自分たちの演奏がその代わりということを言ってたと思います)

次に聴いてもらう曲は、82年のPromised Landから、そしてもう1つはわりと最近、おととしかな・・の曲で、
スローな曲です。気に入ってもらえたら嬉しいです。

8 ロマンスブルー

9 GIVE ME ONE MORE CHANCE

古村くんはプロレスが好きで、とってもえらいのが、人より早く会場に入って走ってんの。
腹筋したり、ぐるぐるぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる会場の周り走ったり。
俺そんなことやったら、始まる前にばてちゃうよ。

札幌ANAハイジャック物語!
これは冗談できないんだけど、長島機長のおかげで俺たちが今ここにいるわけで・・。
僕は1日先に入ってたんですが、あと町支と古村以外、あ、ドラムの大久保くんも大阪から入ったんだけど、
それ以外のメンバーやスタッフがみんな乗ってて、みんなそのときいろいろ考えたみたいでね。
ストリングスのある人は「大丈夫よ、こんなとこで死なないわ」と考えた人もいれば、
トラウマになって飛行機に乗れなくなって、10時間かけて電車で移動してる人もいたり、
「ハイジャックか。。。長くなりそうだなぁ。乗る前におソバ食べてて良かった」って思った人もいれば、
ずーっと寝てて何が起こったのか知らなくて、終わってから「ねえねえ、それからどうなったの?」って
自分も乗ってたのに他人に聞いてる人もいたり。
札幌ANAハイジャック物語、わりと手短に終りました。(笑)

ストリングスのアレンジをやってるのは、ハイジャックの後のNHKの乗客へのインタビューで
一番にインタビューされてた福田くんです。

(福田)「ねえねえ、福田失言物語やっていい?」 いいよ
(福田)「この前、札幌でファンクラブコンサートがあったときに、札幌は好きだ。ガメラに壊されたから好きだ。って
話したんですよ。怪獣は稚内とか襲ってもダメだ。って言ったら、稚内の人にバリ怒られたんですよ。
他意はなくて、怪獣は高いビルのあるところを襲うものだっていう意味で言ったつもりだったんだけど、
稚内は壊す価値もないと思われたみたいなんですよね。
公の場で言ったことだから、公の場で謝ります。これから、ホームページで稚内を壊しますんで・・・。」

失言は良くない。失言をしたら、公の場で国民のみなさんに謝ろうということですね。
言葉に気をつけなきゃ、そして行動にも気をつけなきゃ、口だけうまくてもいけない、そこに愛がなければ。

The Door for The Blue Skyから、特に気に入ってる曲を聴いてもらいます。

10 Because I Love you


〜movie(Maria)〜


ここから、赤いャツに着替えていました。

11 東京
12 DANCE 
13 境界線上のアリア
14 ...to be "kissin' you"
15 Money
16 J.BOY
17 日はまた昇る

別に今回特に変わったわけじゃないのですが、2階席の中央から全体を見てて、ブルーといっても濃いブルーゃなくて、
水色っぽいブルーのライトの色がすごくきれいだなぁ・・・と思いました。
特に、Because I Love youの時だったかな・・・すわって、ゆっくり聴いてるときだったと思います。
それと、省吾がウロウロウロウロとしながら歌う姿に戻って、足の怪我のことは忘れるぐらいになってきましたね。
でも、まだダンスというまでのステップは出てないように思いますが・・・。
まあ、あんまり無理せず、ゆっくり治してもらいたいものです。あの大阪の様子で動かずに歌っていたのを見てただけに・・・


アンコール

1 Walking in the rain(1コーラスのみ)

歌いだしたのはいいけど、「I'm just walking in the rain」と歌ったところで次の歌詞が出ず、
しばらく考え、会場から教えてもらって「That's right!」と再度歌いなおしました。
終了後の曲目表には入っていませんでした。

2 演奏旅行

最近やっているという噂を聞いていましたが、なんだかとっても久しぶりにコンサートで聴きました。
持っているシングルレコードも今はプレーヤーがなくて聴けず、汚い音でダビングしてあるテープでしか
聴けない状態なので、これはとっても嬉しいです。



アッシュグレイのツアーTシャツとよく似たデザインの、Web上で売られてた2001ツアー記念の限定Tシャツ(黒)に
着替えて登場。(ちなみに私はその日は眠くてページを見に行かなかったため買えなかった・・・)

3 悲しみの岸辺
4 土曜の夜と日曜の朝
5 ON THE ROAD


6 Sweet Little Darlin'

今日はたくさん話したし、もうないかな・・・と思っていたら、もう一度アンコールに答えてくれました。
やっぱり東京は帰る電車がまだまだあるから・・?なんて思ってしまいましたが、終了が9時30分に近づいてたし
やっぱり、ちょっと交通の不便そうなところでやってるときとは違うと思ったのでした。

この最後の曲が始まったところで、2階席センターの前の方(私たちの前の方)から3人の男性が帰っていきました。
スーツを着た人2人の後に、ラフな感じでキャップを目深にかぶった人が一人。
あとから、連れの友人に芸能人っぽかったよね?って言ったら、栄作さんじゃないの?って言われましたが、
そういうつもりで見てなかったので、真相はわかりません。もっとよく見ておいたらよかったですねー。


エンディング-----青空-----


さて、コンサート後のおまけのお話ですが、終了後渋谷の町をMLの友人達と食事をしようと歩いていたとき、
何か小さな人だかりが・・・。中に誰がいるかわかんないけど・・・。
通り過ぎて信号を渡ってしまったのでしたが、若い友人たちの勢いについて(^^; もう一度戻ってみたところ、
キーボードの福田さんでした。
正直、特別福田さんのファンじゃなくて、私は省吾のファンだし・・・と思ったのですが、そのときに
サインに答えている福田さんの様子を見て、私もやっぱりサインをもらおうという気になったのでした。
こんなに早く会場から出てきてる福田さんへの「急いでるんじゃないですか?」との問いかけに、
「明日は朝一番の飛行機で北海道なんだよね・・・。でも、もうそんなに(サイン待ちで並んでる人が)いないから
いいですよー。」って。でも、そんなに長蛇の列ではないけど、少しずつ列の後ろに並ぶ人もいたりして・・・。
いやぁ・・・優しい人なんだなぁ・・・と思ったのでした。

おまけのおまけ話ですが、今回渋谷エクセル東急という新しいホテルにぜいたくして泊まったのですが(普段の自分の泊まるホテルの宿泊料の倍だった)
コンサートで疲れ、夕食のときワイワイ騒いで疲れ、あっという間に寝てしまい、寝坊までて、朝食ラストオーダーぎりぎりにレストランに飛び込み、
チェックアウトギリギリにホテルを飛び出し、なんだかゆっくり楽しめなかったかも・・・。(^^;
来週も友達が余りチケットを譲ってくれたので東京に来ることになっているし、チェックアウト早々に京都へ戻った私でした。。。

('00.7.28)
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