ON THE ROAD 2001
LET SUMMER ROCK! '99

"SUNSHINE PICNIC & MOONLIGHT DANCING"

〜東京・国営昭和記念公園〜


('99.8.15---8/14延期分)


野外コンサート最終日。本当にいつもお天気を気にしてばかりです。
今回は、それも、最悪・・・。

14日の朝8時台の新幹線を取っていた私たちは、あやしそうな天気に出発を見合わせました。
整理番号も2300番台だし、慌てなくてもいいか・・・と。
そして、9時前に順延が決定しました。とうとう、晴れ男と言われる省吾もやられたなぁ・・・って
思いましたが、それよりも、明日になったら行くかどうか。という問題が残りました。

おりしも、引越しを18日に控え、荷造りが進まず焦っているところでした。
とにかく、14日は行くのはやめよう。ホテルをキャンセルし、新幹線の特急券は
無駄になりました。(T.T)
そして、夫婦で話し合った結果、今は時間が大切だから明日のコンサートはあきらめよう。
そうして、知り合いの省吾ファンの子に野外のチケットあるよって電話もして・・・
でも、このとき幸か不幸か、その子からは行けないという返事が・・・
そして、14日は気分を切替え、コンサートはあきらめて、朝から晩まで引越し準備に精を出し、
夕方にある程度めどがついてきた時点で、新しい特急券を買いました。

一度はあきらめたコンサート、でも、最終日なので、やっぱりあきらめきれずに来てしまった東京。
今回は、JRの立川駅から歩いていけるということで、今までに比べると楽だなぁと思っていたら、
なんと、駅から歩く歩く・・・。
着いた!結構近い!もう、チケット用のストラップをもらうところまで来た!・・と思っていると、
公園内に入ってから会場までがこれまた長く、でも今からコンサートということで、ウキウキしながら
歩きました。公園の中なので、歩いていても気分はいいし・・・。

会場入口前まで来ると、足もとはかなり悪くびちゃびちゃでした。前日の雨がどれほど激しかったのか
わかるような気がしました。
今回は、Sunshine Picnic Zone だったので、そう書かれた入口に向かいました。入口付近は、人の通りが
激しいため、かなり足もとは悪かったのですが、そこでごみ袋をもらって中に入ると、ゾーン内は
人の通る縦の通路が確保してあり、それ以外のところでは地面から水が染み出るほどは歩かずに
シートを広げているので、湿気は感じるものの濡れるところまではいかない感じでした。

3時過ぎでしたが、Picnic Zone の後ろの方はゆったり空いていたので、余裕を持ってシートを広げ、
やっぱりPicnic はゆったりしてていいよね〜なんて話していました。
そして、まず、広島で売りきれてしまっていたサーフ缶だけは買っておこう!と、物販の列へ。
この列のところが、また下がドロドロで、靴は見られない姿に・・(^^;
目的を果たし、自分の場所に戻ると、もうあんまり歩きたくないなぁ・・という気になり、新宿で食事を
してきたこともあって、今回は屋台の方へも行かず、何も食べずでした。

天気の方は、たまにポツリと来たけど、大丈夫でした。陽もさしたりしてるときもあって、
広島で焼いた腕がさらに黒くなってしまいました・・・。

開演が近づくと、もうPicnic Zone の通路部分にまで人がたくさんあふれていて、座れない状況
になっていました。特に、私たちがいた場所は、会場に到着したら一番最初に目につくPicnic Zoneの
入口のところだったので、みんなこちらに流れて来てたんでしょう。他の入口の方にも人を誘導したら
多少マシだったかもしれません。少しずつ、シートをつめて他の人に間に入ってもらうようにしました。

5時30分を少し過ぎたとき、いつものヘリの音が流れ、コンサートが始まりました。

いつものようにメンバーが登場し、それからスモークの中、省吾が登場しました。
省吾は、白っぽいシャツに、アイボリーっぽいジャケットを来て、
下は濃いブルーのジーンズでした。
(今回は遠すぎて、シャツに柄があったのかどうかまではわからなかった・・
肉眼で省吾は1センチよりも小さかったかも・・・)

1 A NEW STYLE WAR
2 BIG BOY BLUES
3 八月の歌
ここでいつものように、挨拶がありました。
あの夏の日、草原の輝きの中・・・というフレーズに続き、
Come on everybody Let's summer rock! と歌い、次に続きます。

4 モノクロームの虹
5 勝利への道
6 街角の天使
7 さよならゲーム
8 君がいるところがMy Sweet Home

(ここで、省吾の後ろにアコーディオンを持った福田さん、古村さん、町支さんが並ぶ形で
ステージの転換)
遠いことろまで、電車に乗ったり車に乗ったり、駅から歩いたりして来てくれてありがとう!
今から、一番いい時間なんで、ここで一度すわってください。

雨がやんでよかったね。
雨天決行でやってたら、みんなはウェットスーツを着てここにいたかもしれないね。
昨日は、ここは池になってて、かるがもの親子が泳いでたんだ。(笑)
本当に水鳥がいたりしてね・・そしたら女の子たちは水着だったね。やればよかった・・・(笑)

本当に湖だったのを、スタッフがまる2日間雨の中で準備をしてくれて・・・。
あ、昨日来れなかった人いる?(なんかおかしな質問)
来れなかった人がどうして手をあげられるんだ・・・(ちょっと省吾勘違いか・・)
今日、来れなかった人は?(これこそ、手はあげられないと思う・・)
じゃあ、昨日来た人いる?何してたの?

後ろの方、音聴こえてる?風で音が流れるかもしれない、アコースティックだからよけいに。

今日は何を歌おうかと思ったんだけど、みんなに歌ってもらえるものがいいかなって。
俺たちがバッキングバンドだからね。みんなしっかり歌って、俺のライブレコードの
中に、しっかり声を入れてください。

(ライブアルバムを作るってことでしょうか・・・)

(ここからの映像はセピア色になります)
9 AMERICA

昭和記念公園は昔はアメリカの米軍キャンプだったんだよね。米軍キャンプ跡地で
終戦記念日にコンサートをやるっていう、シュールな感じがね・・・

酔ってる人?! いいねぇ・・・。アルコールは血管に流れると音楽がよく聴こえるって
いうけど、ほどほどに楽しむ程度にね。

次の曲は、オールディーズなんだけど、2つのパートに分かれています。
俺のパートを一緒に歌ってくれてもいいし、町支くんのパートを歌ってくれてもいい。
俺が歌詞を間違えても、つられて間違えないように、正しい歌詞で歌ってください。

10 ラストショー

(小島さん、船田さんがステージに加わる)

今日はお盆なんだよね。おやじの13回忌なんだよね、春にね・・参加できなかったわけで、
で、今日もお盆なわけで・・行けなかった・・・。みんなもおじいちゃん、おばあちゃんや友達で
亡くなった人がいるかもしれない、最近、俺の友達も亡くなったりしてるんだけど・・
死者の魂が安らかでありますように、そして戦争で亡くなられた方々のために、日本人に限らずね、
よかったら黙祷をしませんか?
黙祷・・・

11 青の時間
12 サイドシートの影

風も出てきたけど寒くない?体が冷えるまでに汗をかいた人はジャケットを着てね。俺は着るよ。
(といいながら、省吾はからし色のジャケットを着る)

(省吾の後ろは、小島さん、古村さん、J ストリングス・カルテット、町支さん)

音は相当流されていると思うけど、涼しくて気持ちいいね。
いつもコンサートで聞いていることがあるんだけど、暗くなる前に3万人でやってみよう。
20代の人? ほぉ〜、いい男、いい女がいっぱいいるね。。
30代の人?(結構立川は多かったですね。20代と同じぐらいかな。)40代?
50代以上の人っていらっしゃいますか?よくいらっしゃいました。まだスローな曲が続きますから、
ゆっくりと楽しんでください。
じゃあ、10代っている?年寄りをいたわるんだよ、みんな君たちよりも年上なんだからね。

ファミリーゾーンの人、元気? じゃあ、このダンシングゾーンの人は、みんな独身なわけ?
女房、子供を置いてひとりで参加した男の人は?ダンナと子供を置いてひとりで参加した女の人?
君たちは本来、ファミリーゾーンな人ですね。
自由で束縛のない人生を送っているヤツは? じゃ、ボーイフレンドのいない女の子は?
どうやって声をかけるか教えようか・・
「ねえ君、僕の虫よけ、気持ちいいよ、使う?」ってね。
そしたら、「おとうさんに虫よけスプレーもらってきたから」ってかけられちゃったりしてね。
君が悪い虫だ!って。・・・・・おもしろくないね。
女の子を口説くのもいいけど、ほどほどにね。

次の曲は、1977年代の半ばに作った歌です。

(照明が少しだけ入る)

13 君に会うまでは
(ここで、ステージ左上に三日月が綺麗に出ました)

14 片想い

暗くなってきたから、ファミリーゾーンの皆さん、迷子にならないように・・。
(小島さんが「犬のおまわりさん」を演奏)
髪を長くして、白いタンクトップを着た3才ぐらいのお子さんが、ステージの上でピアノを
弾いています。お心当たりの方は引き取ってください。(笑)

10年か20年して子供達が大きくなったら、
「あのときお父さんとお母さんが好きだった浜省、おまえは好きじゃないのか?」
「好きも嫌いも・・だって、古いもん。」
あと10年もしたらねぇ・・

子供が大きくなって孫ができて、それでもまだ俺が歌っていたら、親子三代で来てください。
とっても難しいことだと思うけど、早く結婚して子供を産んで、子供もまた早く結婚して子供を
産んだら間に合うかな。

15 星の指輪

今回、野外は3個所でやったんですよ。7月の終りに札幌から1時間ぐらいのキロロでやったんですけど、
前日にハイジャックにあって、メンバーやスタッフが乗っていた。で、熱低が日本海側に来てて、前日まで
嵐で・・リハーサルもなしに当日やったんだけど、当日はよかったんだけどね。
次の広島は、台風7号が去ったと思っていたら、8号が来て、当日はこんな感じだったかな。
で、今回はついに雷まで来まして、雷はみんなの命にかかわるからね・・。
あと、怖いものは、地震と火事ぐらいで・・・オヤジはステージの上にいるから。(笑)

本当に3週間にわたってこんなに天気予報や熱低のゆくえばっかり見続けたのってなかったね。
本当は、青空のゆくえを追い続けたかったんだけどね。

16 青空のゆくえ

17 愛しい人へ

リハーサルのときに、彼女たちはバッハやモーツァルトなんかをやってるんだけど、みんなにも
聴かせてあげたいなって思って。ロックバンドはシンセサイザーで弦の音を出すんだけど、まだ
本当のストリングスを聴いたことのない人もいるだろうということで。
野外でクラシックを聴くというのもいいよね。
3曲の短い小品から・・・楽しんでください。

18 バッハ ロ短調
19 ハイドン ひばり
20 ビバルディ 夏

----映像 (軍隊や飢餓に苦しむ国など・・)&小島さんによる静かな曲の演奏---ステージ転換---

21 詩人の鐘
22 DANCE
23 境界線上のアリア
24 MONEY
25 J.BOY
26 愛の世代の前に

今夜はありがとう。すばらしいオーディエンスの前で演奏できたことを光栄に思います。
俺の音楽人生、人生の中でいい思い出の一日になりました。みんながそれを作ってくれた。
ありがとう。

27 家路

(会場内に2本立っている大きな木にも照明があたって、浮かび上がっていました)

今度は俺たちがみんなの町に行きます。再会のときを心から楽しみにしています。
それまで、元気でがんばって。

----- アンコール -----

夏らしい歌を・・・

1 二人の夏
(みんなで指をならしながら・・)

Come on everybody Let's summer rock 〜 と歌い、次の曲へ。

2 今夜こそ
3 恋は魔法さ
4 MAIN STREET

5 SWEET LITTLE DARLIN'
(前奏のところで、サックスで長く伸ばすところがありますが、そこで古村くんが思いっ切り
長く伸ばし、切ったところで、カメラに向かってカメラ目線をしながら、はぁ〜って息をして
いました。すごいって思って聴いていた後だったので大きな笑いをとっていました。)

6 ON THE ROAD

7 ラスト・ダンス

終演後、花火が打ち上がり、ビジョンには省吾からのメッセージが映し出されました。
花火って、その場所によって違うものが上がりますね。東京のは、いろんなタイプのが
混ざっていました。

See you again
We've still ON THE ROAD
Shogo

それから、スタッフの方による誘導が始まり、ファミリーゾーン、
サンシャイン・ピクニックゾーンの順に退場が始まりました。
最初に全員座ってくださいということだったのですが、出口近くにいた私が見たものは、
それを全く無視して帰っていく人たちでした。
終演前(アンコール中)に帰る人たちも結構いましたが、それは時間の問題があるのかなぁ・・って
見ていました。でも、最後まで聴きたいけど早く帰りたいという人がすごく多くて・・・
Picnic Zone の私の回りは、あっと言う間にガラガラになってしまいました。
Picnicのうち一部が出れることになったときも、通路の向こうの人まで押し寄せてきて、
係員の人が一生懸命止めていました。

あと、コンサートが終ったとたん、たばこを吸う人がすごく多かったです。今回は、特に多いように
思いました。公園出口までの人混みでもたばこの火を外向きに持って吸っている人もいて、
うんざりです・・・。

もちろん、みんながみんなこんなことしているわけではなく、マナーの悪い人ばかりが目立ってしまうの
でしょうが、省吾の言葉どおり家にたどり着くまでがイベントなんだから、一人一人がちょっと自覚して、
最後までみんなが気持ちよく過ごせるようになればいいなぁと思います。
私のレポートもいつも最後にこの話を書かずにいられませんでした・・・。



(1999.8.15)




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