シャトルバスは、大きく時間をわけてあったので、ほとんど待つことなく、バスに乗り込むことが
できました。出発後、約1時間で江の川PAに着き、トイレ休憩、そしてあと40分ほどで備北丘陵公園に
到着しました。
駐車場から会場へは、10分ぐらいの距離でしたが、到着するともうゾーン別に列ができていて、
私たちも11時頃にシートを敷いて、列の最後尾に座りました。
11時半ぐらいには、みんなシートをたたみ立ち上がり、入場口の方に向かい始めました。
まず、ストラップとごみ袋をもらってカメラチェックを受けた後、ホスピタリティゾーンに入り、
そこで大きく番号順に並び直しました。私たちは5776番だったので、もうまったく期待はしていなかった
のですが、1501番からは全部同じ列で、まとめて入場ということになりました。
これは、あまりに大きくくくりすぎていて、入場時に押したり走ったりする人で、少し危険な
状態になっていました。
今回は、ステージの中央付近で、前後では、ダンシングゾーンの真ん中より少し後ろというところに
シートを広げることができました。
全体的に会場に傾斜がついているので、後ろまで見渡せるためか、キロロのときよりも狭く見えました。
ただ、1万人多く収容していることを考えると、実際は広いのかもしれません。
でも、人口密度は、かなりのものでした。ピクニックゾーンも、ファミリーゾーンまでもが、
なんだか狭苦しい感じで、省吾が言っていた、ゆったりと楽しむというのには、ちょっと狭すぎるかな
という感じでした。
ダンシングゾーンでも、何度か係員の人の指示で、芝生が見えなくなるまで詰めてくださいという
のがありました。ダンシングはともかく、ピクニックやファミリーは、もう少し余裕があればなぁ・・と
思いました。
2時半からは、サブステージでの演奏も始まりました。キロロではメインステージのすぐ前にいたため、
サブステージは後ろにあって、ほとんど意識してなかったのですが、今回は両方のステージが楽しめる
位置関係にありました。
心配していた雨の方は、ときどきポツッとくる程度ですみました。3時半ぐらいからは陽もさしていたので、
私の腕は、バシバシに焼けてしまいました。このころ、少し暑さと、人の大さで気分が悪くなりかけたので、
ホスピタリティゾーンへぶらぶらと出かけました。
こっちの方は、ゆったりとしていて、気分もすっきりしました。・・が、物販の列はあいかわらず
すごかったです。私は今回はサーフ缶(ハンドタオルとキーホルダーの入った缶詰)と水&ストラップを
買うつもりで並んだのですが、サーフ缶が目の前で売り切れになったため、なぜか代わりにSサイズの
Tシャツ(オレンジ色)を買いました。子供用とはいいながら、普段着ているTシャツとサイズが変わりません。
小柄な人なら十分着れますよ。
それから、最初、係員の人が、こちらの会場内は飲食禁止です。所定の場所でお願いします。と
言ってましたが、それはないですよねー。それでは、省吾の言ってることに反する・・。
あとで、飲食はOKですと、サブステージの司会をされている方が言っておられましたが・・。
そうこうしているうちに、5時半を過ぎ、ヘリの音が鳴り始め、いよいよコンサートの開始です。
メンバーが登場し、それからスモークの中、省吾が後方から登場しました。
省吾は、白地のシャツに、アイボリーっぽいジャケットを来て、
下は濃いブルーのジーンズでした。
1 A NEW STYLE WAR
2 BIG BOY BLUES
3 八月の歌
4 モノクロームの虹
5 勝利への道
6 街角の天使
7 さよならゲーム
8 君がいるところがMy Sweet Home
ステージの転換)
そろそろ座りたいなぁって思ってない?せっかく下は芝生だし、シートも敷いてあることだし、
一度すわって。
台風が直撃しなくてよかったよね。みんな、ビールとか飲んでる?
イベントっていうのはね、家を出てから家に無事に帰るときまでがイベントなんだ。
(はめをはずしすぎない程度に飲んでくださいということ・・)
でも、音楽って不思議なことにちょっとアルコールが入ったら、よく聴こえてくるもんだからね。
天気が一番だけど、万一雨が降っても、それがまた野外コンサートの楽しみだよね。
(ここからの映像はセピア色になります)
9 AMERICA
野外コンサートの会場も、広ければいいってもんではなくって、ここをおととい見て、
いいとこだなぁ・・と思いました。この会場を探してくれた岩熊さんに感謝したいと思います。
そして、庄原市の人たち、関係者の人たちに感謝しています。
のど乾いてない?飲んでよぉ。トイレ行って、ざわざわしてよ。(笑)
それから、台風の中、このステージを組み立ててくれたスタッフにも感謝しています。
次の曲は、古い歌で、長いんで、ますます歌詞を忘れてしまうという・・・(笑)
みんなで助けてください。
町支と僕とで掛け合いになってるから、好きな方のパートを一緒に歌ってください。
10 ラストショー
昨日は、広島の原爆記念日で、8月9日は長崎の原爆記念日ということで、今日が
その二つに挟まれているということで、今日1日を平和に迎られたことに感謝して
強制とかじゃないんだけど、戦争で亡くなられた方々と原爆の犠牲となった方々に黙祷しませんか。
じゃあ、お願いします。黙祷・・・
11 青の時間
12 サイドシートの影
(といいながら、省吾はからし色のジャケットを着る)
(省吾の後ろは、小島さん、古村さん、J ストリングス・カルテット、町支さん)
みんなさぁ・・気がついたら、スクリーンばっかり見てるんじゃないの?たまには、こっちも見てよね。
今日、ファミリーゾーンの人ってどこ? 遠いね。
こっちから見ると近いんだよね。でも、そっちに立ってみたんだけど、そっちから見ると遠いよね。
じゃあ、なに?あと、このダンシングゾーンの人は、みんな独身なわけ?
ボーイフレンドのいない女の子は? じゃ、ガールフレンドのいない男の子?
じゃあ、今日はダンナはおいてひとりで来たっていう人は?
奥さんをおいてひとりで来た人は?
ははは・・本来はファミリーゾーンの人なんだよね。(笑)
男の子たちは、「俺の虫刺され、気持ちいいよ、使う?」とか「帰り、俺の車にのっていかない?」
とかって、誘ったら?でも、あんまりやりすぎると、ストーカーになるからね。
次の曲は、1977年と1978年の曲です。
あ、こんなに大人数でやったことないんだけど、今日、20代の人ってどれくらいいるの?
へぇ〜、多いね、青春じゃん! (確かに、野外だけあって、20代が多い)
じゃ、30代の人は?40代?50代? (会場の50代の人に、拍手が起こる)
あのね、僕のコンサートはオーディエンスがいいって言われてるんだ。だから、今日も、
最後までゆったりとした気持ちで、男は女の子を助け、子供を助け、先に帰ってくれ、俺はごみをきれいに
片付けてから帰るから。。みたいにね。
みんなが、10代、20代だった頃のうたを・・・
(照明が少しだけ入る)
13 君に会うまでは
14 片想い
きれい・・・。カメラでとってあげてよ。撮れる?撮れないよね・・
(でも、ここで大型ビジョンに空が映し出される)
もうすぐ日が沈んで暗くなるね・・・ファミリーゾーンの皆さん、迷子にならないように・・。
(小島さんが「犬のおまわりさん」を演奏し始める。最初は小さめの音で、だんだんそのうちに
調子に乗ってくる。。。とともに、省吾のあきれたような顔。会場は一緒に歌う。)
子供達が大きくなったら、1999年8月7日、お父さんとお母さんはまだ小さかったおまえを連れてな、
浜田省吾の野外コンサートへ行ったんだ。
全然覚えてないよ。
そういえば、最近全然聴いてないじゃないか。
だって、古いもん。
みたいなね。
同じこの時代を生きてる同じ世代なわけで、10才や20才違っても・・・え?無理があるって?(笑)
お互い思いやりをもって生きて行こう。
そんな、お父さん、お母さんたち、そして、やがてお父さん、お母さんになる人たちへ。
(ステージに全員がそろって)
15 星の指輪
ほんの少しだけど、夕焼けになってきたね。
飲んでる?酔ってる人?
いいねぇ、この前のキロロでは急性アルコール中毒の人が出ました。
よかったね・・・野外コンサートでは、天気は何物にも変えがたいよね。
あまりにも空がきれいだったんで・・・
16 青空のゆくえ
そのドレープに照明が映えて、とてもきれいなステージでした。スモークもまあまあうまく
効果を出していたかな・・・。キロロのときは、すごい風だったのですが、この布が張られて
いた記憶がないんです。ステージに近くて、省吾ばっかり見ていたからかもしれませんが、
真相はどうなんでしょう?でも、今日も風が吹くと、音のバランスが悪くなってしまうのが
残念でした。でも、これも野外のいいところかな?)
17 愛しい人へ
ストリングスの音はキーボードで出すんだけど、今回のツアーでは、Jストリングス・カルテットが
参加してくれているんで、今日は、弦の生の音色を聴いてもらいたいと思います。
小品のすばらしいクラシックを3曲ほど聴いてもらいます。楽しんでください。
18 バッハ ロ短調
19 ハイドン ひばり
20 ビバルディ 夏
でも、今回の会場は、ダンシングの人がピクニックやファミリーを突っ切ってトイレに行くという
ことができなかったので、ダンシングの出口で渋滞してしまい、次の曲までに帰ってくるどころか、
トイレにたどり着きもできないんじゃないでしょうか?)
----映像 (軍隊や飢餓に苦しむ国など・・)&小島さんによる静かな曲の演奏---ステージ転換---
21 詩人の鐘
22 DANCE
23 境界線上のアリア
24 MONEY
25 J.BOY
26 愛の世代の前に
27 家路
23000人の人生があるんだなぁって、せつなくなってくる。1999年8月7日に出会えて、
台風のこと気にしたり、楽しいときが過ごせたことを感謝します。
今度は、俺たちが、みんなの町に出かけていくから、再会できることを楽しみにしています。
みんなの旅が続いていくように、俺たちの旅も続いていきます。
----- アンコール -----
1 二人の夏
(みんなで指をならしながら・・)
2 今夜こそ
5 SWEET LITTLE DARLIN'
7 ラスト・ダンス
3 恋は魔法さ
4 MAIN STREET
6 ON THE ROAD
See you again
We've still ON THE ROAD
Shogo
それから、スタッフの方による誘導が始まり、ファミリーゾーン、
サンシャイン・ピクニックゾーンの順に退場が始まりました。
キロロのときと比べると、最初に全員座ってくださいということで、サブステージの司会をしていた
人が、ファミリーの退場の間、少し話したりしたため、ダンシングの人たちは指示どおりすわって待って
いましたね。なかなか、行儀いいなぁ。って感じで・・・。
でも、周りの人たちが、一斉にタバコを吸い出したときは、やっぱりやるか・・と思ってしまいました。
ピクニックが退場していくと、広いスペースが芝生色に塗り替えられて行って、なかなか
きれいな景色でしたよ。
会場の出入口がキロロのときのように、狭くないので、退場者がはけていくのも早かったです。
ただ、シャトルバス乗り場までの道は、すごく混んでて、とても時間がかかりました。
でも、バスに乗ったら、みんな一気に寝てしまって・・・静かな車内でしたね。
かくいう私も、広島駅到着まで一度も目を醒まさなかったです。やはり、昼間に体力消耗してた
みたいですね。
もうひとつ、備北の思い出となったのが、日焼けです。
しっかり照ってた時間はそんなに長かったわけじゃないのですが、おもいっきり焼けてしまいました。
曇りをバカにしてはいけないですよ。東京に行かれるみなさん!気をつけましょう。
私は、ずっと半袖のTシャツを着て、時計をはめている姿になってしまいました。(^^)