■ コンサートレポート −広島グリーンアリーナ





大阪城ホールの後半2日を、事情があり飛ばしてしまった私にとって
とても楽しみにしていた広島でした。悲しいことがこの2週間の間にあったのですが
今までも、どんな時も省吾の歌を聴いてきて、省吾の歌に支えられてきたので
今回のコンサートは特に思いを持って参加しました。

この年末のコンサート、新幹線のチケットも希望していた時間が取れず、
帰省客でかなり混んでるような様子だったので、覚悟して行ったのですが、
京都駅も普段どおりで、新幹線の車内も人の乗り降りが多いものの
超満員などではなく、楽に広島に到着しました。

コンサート30分前ぐらいに会場入りし、席につきました。夢番地のWebページで
事前に調べていた席よりも2列後ろでした。でも、センターステージより後方にある通路
から1列目になっていたので、前が広く開いていて、アリーナ後方とは言え、
見やすい場所だったと思います。でも、5列前の男の人が背が高くて、
ちょうどその人の頭がセンターマイクの省吾と重なってしまってたのですが・・・。
結構、周りの女の人で踏み台を持ってきている人がいました。

今日も、黒のTシャツと黒のパンツで登場です。


1 青空
2 裸の王達

 今日の新聞は中国新聞でした。何があってもショーをとめられないといういつものセリフで
The show must go on. The SHOGO must go on! と次の曲へ。

3 Hello, Rock & Roll City
4 土曜の夜と日曜の朝

 今回のツアーから参加の水谷さんの紹介をして、水谷さんのフューチャーでと
次の曲に進みます。
 
5 GIVE ME ONE MORE CHANCE
6 LOVE HAS NO PRIDE

今日来てくれている女性の人?イェーィ!
次の曲はその女性達に贈ります。男はどうするかというと、一緒に歌ってください。

7 モダンガール

 では、男はどれくらいいる?
男には2つのテーマがある。ひとつは女。女にはいつも苦労している・・よね!?
でも、女性がいなかったら人生はとてもつまらない。だから、女性は大切に
しなくてはいけない。そうだよね。そしてもうひとつは、人生の中で
いろいろと形を変えていくけれど・・・
  
8 MONEY/BEATLES
9 MONEY
10 DANCE
11 境界線上のアリア

DANCEから境界線上のアリアへつながるときに、いつものようにスムーズに
つながらず、一瞬音楽が途切れたようになっていましたが、省吾は、このとき
後ろのスクリーンのところに上がって左右に歩いているところなのですが、
そのまま歩き続け、そのうちに境界線上のアリアが始まった感じでした。
もしかして、2曲のつなぎ部分のアレンジが変わったとかなんでしょうか??

ここでいつもどおり、ムービーを見ながら休憩です。


(休憩)The Document of "ON THE ROAD 2001"

 休憩後は、省吾は黒のノースリーブTシャツ(タンクトップ?)の上に、
赤い半袖シャツになりました。

12 青空のゆくえ

この曲は、個人的にとても思い入れのある曲なんですが、休憩後すぐだったので
前の通路をトイレから遅れて帰ってきた人が、ウロウロウロウロ。。。
ここのアリーナ階のトイレが1箇所しかないため、かなり混んでたんですよね。
で、相当数の人がウロウロウロウロしていたので、全く集中できませんでした。(^^;

でも、私の好みはこの曲はブルー系の照明なんですが、赤系が多く
使われていましたね。ブルー系になるときもありましたが。
それに、以前のコンサートで聴いた時のこの曲の方が、私は好きでした。

13 片想い

「昨日はオフだったので、昼まで寝て、それから姉夫婦が来てくれて出かけたんだけど、
平和公園に久しぶりに行きました。ほんとは、資料館に行きたかったんだけどね、
もう閉まる時間だったので。。で、昨日改めて気づいたんだけど、
原爆慰霊碑と、平和の灯と、原爆ドームって一直線になってるんだよね。
今年、父が、父も被爆者なんだけど、過ちは繰り返しませんからって書かれた
碑の中に被爆戦没者名簿が入ってるんだけど、そこに父も
入れてもらえることになりました。」

「昔ね、平和の灯の台の上に上がってタバコに火をつけたことがあったんだよね。
悪いことしてたんだなぁと思うけど・・。そんなやんちゃな頃がありました。」

「今日は、あちこちから来てくれてると思いますが、大雑把に聞きますから、
答えてください。北海道? 東北? 関東? 甲信越・中部・北陸?
あ、中部は違うか・・ 中部? 関西? 山陰? 山陽? 広島? 山口?
九州? 沖縄? じゃ、外国? 元に戻りますが四国?
じゃあみんな進行知ってるんじゃん!

では、メンバーも良く知ってるでしょ。バイオリン!(矢野晴子さん)・・・
(と、省吾の楽器名紹介にあわせて、会場の人で名前を言いました。)」

14 もうひとつの土曜日

「何か、話そう。広島を出て、もう31年になるんだけど、自分の人生の
中で、広島にいた期間がだんだんと短くなってくるのね。で、思い出も
どんどん薄れていくものだと思ってたら、逆にだんだんと強く思い出すように
なってきました。昨日も、町の中を歩いていていろんなことを思い出しました。」

「縮景園ってあるでしょ。予備校に通ってた頃は、予備校に行かずに
あそこでよく本を読んでました。雨が降っても大丈夫な場所もあるし。
初めてのデートもね、あ、オレは遅かったのよ、女の子に関しては。
いろんなことやってたからね、剣道でしょ、野球でしょ、出版(?)でしょ、
バンドもやってたし、・・・(もう少し言ってましたが忘れました)・・・
で、やってなかったのは、女の子と勉強だけみたいなね。

で、予備校に行ってた時に、同じ高校から同じ予備校に行った女の子と
デートしたんだけど、それも縮景園だったの。で、ベンチに座って・・・
(少し間を空けて)今日はキスしようとかって決めてるわけで、
もうオレの頭の中はどうしてキスしようかってことばかりで、
心臓が、もうドキドキして、こういう角度でしようとか、ほっぺたをこうしてとか
そればかり考えてたの。で、彼女の方にこう向いたときに、彼女もオレの方を
ばっと見て、顔と顔がこんな近くて、びっくりしてベンチの後ろにもたれたら
そのベンチは背もたれのないベンチでね、そのまま後ろに倒れてしまいました。
彼女は、「何しとん?」って、それで終わってしまいました。」

「大学を中退して広島に帰って来たとき、その頃は景気が悪くて、
仕事もなくて、天満屋のピザ屋でバイトしてたのね。いつまでオレは
ここでピザをやいているんだ・・・こんなことでいいのか・・ってね。
で、オレは自転車で行ってたんだけど、自転車って言っても、昔の
こんな大きな荷台のついたやつで、バイト終わったら、そこから一緒に
バイトしてた友達を後ろに乗せて、平和公園を越えて、土橋の方から、
江波にある青山徹の家まで毎日行ってたの。あの距離を後ろに人を乗せて
よく走ったなって思うよね。それも、チェンジなんてない自転車だよ。」

「あとね、宅配のバイトをしてたときに、紙屋町のところで
自転車の車輪を電車のレールの溝にはめてしまって、荷物がバーって
散らばってね、そこに向こうから電車が来て、もう、泣きたくなったよ。
なんてことも、昨日歩いてて思い出しました。」

「天満屋のサテライトスタジオみたいなところで、ライブをやらせて
もらってたんだけど、週1回ぐらい行ってたかな、そのときに、NHKの人から
番組出演の話があって、そのためにスタジオでレコーディングをしたんだけど、
楽器を一式リヤカーに乗せて押して行ったのね。
それで、何曲か録ったんだけど、結局番組では「○○」が流れたんだけど、
そのテープの中に入っていた「二人の夏」をCBS SONYの人が聴いてくれて
デビューのきっかけになったんだよね。

と、そんないろんなことを思い出して、浜田省吾の広島の思い出物語でした。」

「新しいアルバムは聴いてくれた?長い間、前のアルバムを超えられるような
ものができなくて、でも、この曲を最後に作って、これでとてもバランスの
とれたいいアルバムができて、やっと前のアルバムを超えられたなぁと
思っています。そういう意味でも大好きな曲です。」

15 彼女
16 A NEW STYLE WAR
17 愛の世代の前に
18 午前4時の物語
19 あい色の手紙
20 Theme of Midnight Cab

この曲は、いつも古村君の演奏なのですが、今回は最初はストリングスと、
福田さんのキーボードで始まり、イメージが変わっていました。
いつから変わったのでしょう?

21 モノクロームの虹
22 J.BOY

 「4年前にこのツアーを始めたとき、正直言って4年もあれば、
社会は少しはよくなるだろうと思っていました。でも、ますます失業者は増え、
景気は悪くなり、テロや戦争に巻きこまれ、ますますひどくなってしまった。
でも、しっかりと生き残って欲しい。生き残るというと、人を傷つけたりして
がむしゃらに生きていくように思うかもしれないけど、そうじゃなくて、
優しさや人間らしさやユーモアを忘れないで生き抜いて欲しい。
今夜はどうもありがとう。」

23 日はまた昇る

 ここで、アンコールのセンターステージの準備です。
私は、ここでトイレに行きました。で、戻ってくると、え??
私の場所に違う人が立ってる・・・。隣は主人と、反対側は男性だったのに
主人とその男性の間にたくさんの人が立ってて、私の場所が・・・
場所なくなったぁ!と言いながら、自分の場所であるべき主人の隣に入り、
どこかから移動してきた人の前に立ちました。
私達は通路のところの1列目だったので、省吾が通るかも・・と思った
後ろの方の列の人が、押し寄せてきてたみたいです。
はっきり言って、迷惑でした。

ということで、あんまり映像をじっくりと見れなかったのですが、
スタッフやバンドのメンバー達からの誕生日祝いのメッセージが
順々に流されていました。バンドのメンバーは「Happy Birthday」を
みんなで歌っていましたね。「Happy birthday dear 省吾ちゃーん」と
町支くんが歌っていました。(^^)


-アンコール-

省吾が全然別の通路のところの入口から姿を現すと、「みんな自分の席に戻って」
と言ったのですが、当然戻る人はいませんでした。
でも、省吾がセンターステージにたどり着くと、だいたいの人は自分の席に戻って行って、
元々の隣の席の人が近くなりましたが、どうしても1人だけ、最後まで私の横で
踏み台まで置いて居座っていました。(^^;
私の主人は私の後ろに立っていました。場所が結構狭かったし、別の人が
入り込んでいたので、仕方ないという感じで。。。

  今日もアンコールは、トランプ柄のシャツを白いタンクトップシャツの上にはおり、
薄い色のジーンズ姿です。
「ここからは、オレ達はみんなのバックバンドです。」といつもの言葉で
センターステージでの演奏の始まりです。今日も、結構センターステージから
近くて、町支くんサイドでした。

1 路地裏の少年

「今日は誕生日ということで、スタッフからプレゼントをもらいました。
高校の頃に、学校からの帰り道に楽器屋さんの前で見ていた
○○(○グトーンみたいに聞こえたのですが…)というところの
ギターなんだけど、知らないでしょ? スタッフがそこのギターを探してきて
くれました。15のとき、通りのウィンドウで見ていたギターをプレゼントしてくれました。」

「今日は、最後ということで、ドラムの大久保くんも来てくれました。
(センターステージのドラムには、大久保さんが座っていました)
彼は、1ヶ月ほど前に子供が生まれて名前は「たつき」と言うんだけど、
冗談で適当に「男の子だったらかず樹、女の子だったらあかねがいいな」って
言ってたら、本当に「樹」の字を取って「たつ樹」にしてくれました。」

大久保さん、顔がむくんでいるのか太っているのかわからないのですが
ちょっとぽっちゃりになっていました。でも、元気そうに見えました。

2 終りなき疾走
3 AMERICA

ここで年齢調査がありました。10歳以下とかの時、カメラを手にしている省吾に
我が子を映してもらおうというお母さんのすごさに驚きました。(^^;
そんなにたくさん映せるわけないんだけど、なんとか自分の子を・・・
という母の思いはすごいですね。
今日は、60歳代までカメラで映していました。

そして、またまたお決まりのウェーブです。
何も言われなくても「ウェーブッ!!」と勝手にみんな言いながらやっていましたね。

4 君のいるところがMy Sweet Home

「恋人同士できてる人?」といつものように質問ですが、ここで「子供を親、親戚
ペットショップなどに預けてきた夫婦?」というのはあったのですが、普通の夫婦
だけのがなかったので、私達は手をあげるところがありませんでした。。。

5 星の指輪(ワンコーラス)

 「これでセンターステージも終わりですが、最後のセンターステージでの曲は、
このツアーのテーマソングのような歌です。」
そして、前奏の時に、やっぱり「演奏旅行*だよ*」と。(^^)

6 演奏旅行 

「ステージに戻ってもう少しやります。ここを通っていきますので、どうか
さっきと同じようにスムーズに移動できるように協力してください。」

ステージに省吾が戻ったところで、会場からHappy Birthdayの歌が流れました。
一瞬のうちに会場全体に広がり、全員で省吾へのお祝いの歌となりました。
「ありがとう。粋な事やってくれるじゃん。じゃ、お返しにこの歌を贈ります。」

7 君の名を呼ぶ 

 この曲のあとには、絶対Midnight Blue Trainをやるだろうと思っていたのですが
ここでメンバーと一緒に省吾もバックステージへ。
 しばらくの後、メンバーと共にステージに戻ってきて、このときのドラムは、
大久保さんが出てきました。大久保さんがドラムの調整(?)をしている間、
省吾もギターで音を出したりしていましたが、OKの合図で、久しぶりに聴く
この前奏が始まりました。

8 家路

「聞こえなくなる〜、感じなくなる〜」のところが、逆に歌っていました。
あ、間違った?って思ったけど、あまりに堂々と2回目を「聞こえなくなる」と
歌ったので、わざとでしょうか?(…そんなことないですよね。)

「オレ達の音楽の旅はまだまだ続きます。みんなの人生の旅が続くように。
またいつか、今日と同じように元気に再会できるのを楽しみにしています。」

演奏終了後、メンバー全員が並んで挨拶の後、これで終わりかな…と思ったら、
省吾だけが残って、最後の1曲を演奏します。
このとき、トランプ柄のシャツを脱ぎ、白いタンクトップだけになっていましたが、
やっぱり、下着のシャツっぽく見えてしまいました。(^^; ごめんなさい。

8 Midnight Blue Train 

会場に入ったときから気になっていた、天井に吊るされたミラーボール。
ワンコーラス目の時、暗闇の中で回っているのが見えました。そして、
そのうちスポットが当たり、会場の中に星のようなライトがちらちらと回りました。
ステージ上は、紫とブルーの照明にオレンジの星、そして場内はミラーボール光で
とても綺麗な照明になっていました。

最後に、今日の演奏曲がスクリーンに映し出され、最後の省吾のメッセージが
映されると、会場内に拍手が起こりました。ここの場面で拍手を聞いたのは、
私はこの会場が最初で最後でした。

ということで、川口リリアメインホールから始まったコンサートツアーも、
とうとう終了しました。あとは、武道館でのアンコールライブを
楽しみにしたいと思います。


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